同社では、このシステムを「ナレッジビジネスプロ」の名称で売り出す計画。その際には「システム構築だけでなく、当社が経験してきた運用面のノウハウも合わせて提供していきます」(平氏)という。
SIP環境と既存PBXの
密連携を実現

さて、コミュニケーションポータルについては、このところのIPテレフォニーを取り巻く環境の変化によって、当初はなかった対応が進められている。そのテーマは大きく2つある。
まず、VoIPの新しいプロトコルSIP(Session Initiation Protocol)への対応だ。この背景には、通信事業者各社が続々と開始したIP電話サービスや大手企業の導入事例で脚光を浴びているIPセントレックスサービスのベースがSIPであることから、企業ユーザーの関心が一気に高まったことがある。
また、IPテレフォニーのプラットホームとなる製品に関しても、親会社のNECから、H.323や独自プロトコルに対応したIP-PBX「APEX7600i/3600i」に加え、SIPに対応したテレフォニーシステム「SV7000」およびサーバーベースの「iExpress5800シリーズ」がリリースされた。
