|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2005年8月にフリーアドレスの導入を開始した日立グループ。その活用を促すニーズから誕生した座席表示ソフトウェア「座席ナビ」がバージョン2になった。各人の場所・状況を利用者の入力作業なしで把握できる点が従来からの大きな特色だが、さらに管理者の手間も大幅削減。新しいワークスタイルに適した統合コミュニケーション環境を容易に構築できる。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
日立製作所
ネットワーク
ソリューション事業部
CommuniMax
製品事業推進部
主任技師
小 浩氏 |
|
|
私たちの「働く場所」はどんどん自由になっている。ICTの活用により場所にとらわれない働き方が可能になったためだが、この新しいワークスタイルが最大の効果を発揮するうえで重要なのがコミュニケーション環境である。
業務の遂行上、上司や同僚とのコンタクトは不可欠だ。しかし働く場所が自由になった分、相手の場所を把握するのも難しくなっている。そこで、連絡を取りたい相手の場所・状態(プレゼンス情報)を把握し、適切な手段でコンタクトするための統合コミュニケーション環境の必要性が増しているのだ。
この統合コミュニケーションの中核を担うのがプレゼンスシステムだが、実はその多くには課題がある。それは利用者自身がプレゼンス情報を入力しなければならないことだ。つまり、きちんと更新しない人がいる場合、システムとして機能しなくなる。
座席ナビが画期的なのはこの点だ。日立製作所の小浩主任技師は「まったくの“手間いらず”」と説明する。
座席ナビでは、LANに接続すると自動的にその利用者の名前がフロアマップ上に表示される仕組みになっており、利用者が入力作業を行う必要がない。また、在席/離席の状態も自動更新される。PCのスクリーンセーバーが起動すると、自動的に名前の文字色が在席中を意味する「黒色」から離席中の「黄色」に変更されるのだ。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
こうした点が高く評価されてユーザー数を広げている座席ナビだが、2月25日から提供が始まったバージョン2では、その“手間いらず”ぶりにさらに磨きがかかっている。
まずは「お知らせ通知機能」の追加だ。これは離席中あるいは外出中の相手が席に戻ると、自動でメッセージが送信される機能である。「まだか、まだか」と座席ナビの画面を見ながら待つ手間が解消される。
そして今回のバージョンアップで一番の目玉となるのが、管理者機能の強化だ。Webブラウザ上で簡単にフロアマップを作成・編集できる専用エディタ機能を新搭載した。「従来は情報システム部門の方でないと運用が難しかったのですが、専門知識のない方でも手軽に運用できるようになりました。ですから今後は、自社に情報システム部門をもっていないお客様にもご利用いただきたいと思っています」と小主任技師は話す。
ますます“手間いらず”になった座席ナビ。既存の電話システムやグループウェアなどのコミュニケーション環境をそのまま活かしながらプレゼンスが追加できるのも特徴で、新ワークスタイルの強力なサポート役となりそうだ。
|
座席ナビのフロアマップ画面。名前の色が「黒色」の人は在席中、「黄色」の人は離席中。Webブラウザでどこからでも閲覧できる。バージョン2ではAjaxの採用により画面構成を一新し、表示するフロアの選択しやすさや検索機能など、操作性も大幅に向上している |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
▲このページのTOPへ戻る |
|
|
|