谷 私どものユビキタスへの取り組みを整理しますと、マシン・ツー・マシン・コミュニケーションから第1ステップは始まりました。例えば、自動販売機の在庫管理、タクシーやバスなどの車両管理といった、いわゆるテレメタリングの世界ですね。
それが今度第2ステップになりますと電話端末との連携が出てきます。例えば、GPSを使って業務車両の位置や乗車状況を把握し効率的な配車を行う「DoCoです・Car for TAXI」や、幼稚園のバスなどが今どこにいるか分かる「DoCoです・Car for BUS」。そして、家庭内にあるさまざまな家電やAV機器を遠隔で制御するモニタサービスも実施する予定です。
谷 やはり、どこにいても同じ環境を使いたいというのがお客様の心理ですから。私どもではFMC(Fixed Mobile Convergence)といっていますが、今後は固定系のブロードバンド回線や公衆無線LANサービス「Mzone」などに対してシームレスにつながっていきます。シームレスといえば、さらに海外でもローミングにより、変わらぬ形で使えるようになるでしょう。これが3番目の柱でもあるグローバル化です。