2002年4月号
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ:吉岡 浩 代表取締役社長
飽和市場で生きる「SONY」ブランドの血統
デザインと品質重視の開発体制強化に注力
ソニーとエリクソンの携帯電話部門の統合によって2001年10月1日に誕生した「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズAB」は、ソニーのコンシューマー市場における強いブランドイメージと商品力、エリクソンの携帯電話市場における高い技術力が強みだ。世界初の「Sony
Ericsson」ブランドとして年末商戦時に投入されたKDDIの「cdmaOne C1002S」は、他機種に比べシンプルな機能ながら「私らしさ」にこだわる端末デザインが受けヒット商品となっている。設立から半年、携帯電話市場で独自の“存在感”を見せ始めた同社の事業戦略について、日本法人の舵を取る吉岡浩代表取締役社長に聞いた。