一方で御社は、企業ネットワーク市場に向けて「One Network A World of Choice」という新しいビジョンを打ち出し、ビジネスの強化を図っています。これにはどのような背景があるのですか。
ジアマテオ われわれの事業は、もともとキャリア向けと企業向けの2本柱で展開してきたことからすると、「事業基盤の再強化に乗り出した」ということになるのですが、別の側面で、キャリアに対する企業ニーズの変化企業ユーザーがキャリアに高度なマネージドサービスを求めるようになってきていることも大きな要因となっています。こうしたことにより、われわれにとっては、キャリア向けに開発した最先端のソリューションが企業向けビジネスにも生きるという相乗効果が生まれてきているのです。
そこでわれわれは、今年4月に「One Network A World of Choice」、すなわちお客様の事業規模や内容、やり取りされるデータの形式に関わらず、よりシンプルで統合的なネットワークの構築を促進するというビジョンのもと、まずは一般企業や官公庁、教育機関、医療機関などに最適な10のネットワークソリューションの提供を開始しました。広域SAN(Storage Area Network)や監視システムによるディザスタ・リカバリー(災害復旧)、映像配信、マネージドVPN、VoIP・IPセントレックスといった、市場で関心の高まっているさまざまなソリューションを揃えており、お客様側の反応も上々です。